ラテンとブラジルと椎名林檎と矢野顕子5

続き

さて、林檎ちゃんがきっかけで興味が継続している音楽として、

私の場合、もうひとつ、ブラジルっていうのがあります。

むしろ、表立って林檎ちゃんが取り入れているのはブラジルのほうが分かりやすいかもしれません。

聴いてすぐに感じるのはむしろブラジルかな。

ラテンは言われてみればというか、もっと溶け込んじゃってる感覚というか。

って、それもラテン音楽じゃないのかっていう話ですし、

実際、私も、そのあたりまとめてラテン音楽と解していたので、

これまでも、そんなに分離しては書いておりませんでしたが愚、

林檎ちゃんが取り入れているブラジル音楽は、新しいところだったりするというか、

むしろラテンと区別する方が分かりやすいというのは、

目下、私も思うところだったりしております。

たとえば、ブラジル音楽って、リズムに関しても、

サンバなんかはプリミティというかアフリカ寄りなところがあるように感じるし、

ラテンがマイナーコードで色づけるところを、ブラジルではメジャー7で色づけたりしますし。

ボサノァとか、顕著でしょ。

そして、そんなメジャー7の響きが描く情緒を、サウダージといったりしているのかなと。

それはやっぱりブラジルだけラテンアメリカの中で、

ポルトガル語公用語というのが大きいのかもしれません。

ブラジルだけ別の文化圏になっていて、音楽も独自の展開を見せたところがあるんですね。

サンバ、ボサノァ、トロピカリズム、みたいな。

日本におけるガラケーの進化みたいな話で。

だから、ブラジルは、

むしろ新しい要素として本流に流れ込んできた音楽っていう面のほうが強いっていうね。

一方、ブラジルはブラジルで本流が別にあって、

そこにいろんな音楽が流れ込んで出来ていたりするという面もあるみたい。

まあ、そんなこんなで、ラテンとブラジル音楽をちょっと区別したほうが、

これまた、あれこれの音楽のつかみどころになりやすいというのが、

今の私の感覚になっている次第です。

ひとまず、ここまで。